外断熱工法の種類
外断熱工法には大別して2種類の工法がある。湿式工法 - コンクリート躯体にある程度透湿抵抗を持つポリスチレン等の断熱材を密着させ、両者の間に通気層を設けない工法。外断熱先進国のドイツで最も採用され、実績を上げている。シュトー工法など。湿式工法の場合、コンクリートを通過して室外に流れる水蒸気が断熱材に直接触れるため、水蒸気の通り道で凍結が起きる場合には凍害などにより耐久性に問題が発生する可能性がある。乾式工法に比べて夏型結露の起きにくい断熱工法である。
乾式工法 - コンクリート躯体と防水性グラスウール等の透湿抵抗をほとんど持たない断熱材で密着させずに包み、更にその外側に建物の外壁を設置、躯体と外壁の間に通気層を設ける工法。この場合、コンクリートを通過して室外に流れる水蒸気や外壁と躯体との間に浸透する雨水等を通気層で乾燥させることができるため。ただし、コンクリート躯体から断熱材や建物外壁を支える支柱を多く張り出す構造となるため、躯体本体への施工期間が長く、イニシャルコストが上がる傾向がある。EV外断熱工法など。放射冷却等で外壁表面温度が下がると、自動車の屋根や硝子に霜が下りるように建物内部から浸透した水蒸気が外装材裏側に結露を生じることがある。躯体温度が低いときに外気温度が急上昇するとき夏型結露(逆転結露)が起きやすい工法であり、寒冷地向きと言える。
細かな分類を含むと外断熱工法には30を超える工法が存在する。
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